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味噌の力でがん予防

投稿日:2020年12月15日(火)

味噌は一部のがんに対する予防効果があることが確認されている

国立がんセンター研究所が、味噌の摂取量と乳がん発生の割合についてアンケートをもとにまとめた統計があります。

これによれば、味噌汁を1日1杯未満しか飲まない人の乳がんリスクを1とすると、1日3杯以上飲む人の乳がんリスクは、0.6となっています。つまり、味噌汁を1日3杯以上飲むことは、乳がんの発生率を40%軽減することにつながる、というわけです。

続いて、胃がんの抑制効果について見ていきましょう。
胃がんのリスクは、塩分をたくさん摂ることによってもたらされると書きました。味噌汁1杯は、うす口しょう油小さじ1杯から、たくわん2切れの間に収まるくらいの食塩量を持っていることが分かっています。

先ほど「毎日味噌汁を3杯飲めば乳がんリスクを軽減できる」とも紹介しましたが、それを実行すると、今度は胃がんのリスクが増えるのでは、と懸念する人もいるでしょう。

しかし、そうはいかないのが味噌の不思議なところです。味噌汁を毎日飲んでいる人は、めったに飲まない人よりも、胃がんによる死亡率は低いことが研究によって判明しているのです。

さまざまな力が秘められている味噌汁

味噌にはたくさんの栄養素が含まれていることが分かっています。それではその一部を紹介しましょう。

 

味噌の成分と効用

- ビタミンE・・・過酸化脂質の生成防止、老化防止

- トリプシンインヒビタ・・・抗がん作用、糖尿病防止

- レシチン・・・コレステロールの低下、動脈硬化、認知症防止

- タンパク質・・・血管弾力性保持、脳卒中、高血圧防止

- イソフラボン・・・酸化防止、肩こり解消、乳がん予防

- コリン・・・脂肪肝、老化防止  - 食物繊維・・・大腸がん、コレステロール低下

塩分を味噌で摂ると血圧は上がりにくい

高血圧、脳卒中、心臓病などです。なかでも脳卒中や心臓病(とくに心筋梗塞)は、発作が起これば命に関わりますし、一命を取り留めても、その後の生活を大きく変えてしまうこともあります。

これらの病気をひそかに招くのが高血圧。
放っておくと動脈硬化が進んで脳卒中や心筋梗塞を引き起こします。

高血圧となる最も大きな原因は、塩分の多い食生活です。
1日に摂取する塩分量が多い地域の人々は、血圧も高めの傾向にあることが疫学的な調査によって確認されています。また、同様の研究から、みそ汁を毎日2杯以上飲むと高血圧のリスクが下がるという結果が出ています。大豆に含まれるタンパク質は血圧上昇をおさえ、イソフラボンを多く摂る人は血圧が上がらない、という報告も。

血圧がおさえられれば、脳卒中のリスクも必然的に下がります。
味噌を通して大豆を毎日食べることが脳血管系に関する生活習慣病を遠ざけることにつながるのです。

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